製パン大手の山崎製パンが製造・販売するベストセラー商品「薄皮ミニパンシリーズ」(全7品)が、2023年1月出荷分より内容量を5個から4個に変更することが12月6日に発表されました。同社のロングセラー商品「ランチパック」の3品(ピーナッツ、たまご、ツナマヨネーズ)についても、2023年2月出荷分より価格改定が行われるようです。
円安の影響で原材料の価格が高騰?
2022年に入ってから原油価格高騰に伴うガス代や電気代などの高騰や急速な円安の影響で、食用油や食パンなど食料品の値上げが実施されています。
ロシアのウクライナ侵攻による資源高も、値上げの一因と考えられています。
山崎製パンでは、2022年1月と7月に油脂類、糖類などの原材料価格の高騰やエネルギーコストの上昇に伴い、食パンおよび一部の菓子パンの価格改定を行いました。そして今回も、主要原材料となる小麦粉などの価格高騰に伴う変更・値上げとなるそうです。
製品名 | 内容量/価格改定率 | 変更日 |
---|---|---|
薄皮シリーズ(全7品) (薄皮つぶあんぱん、薄皮クリームパン等) | <変更前>5個 <変更後>4個 |
2023年1月1日出荷分から |
ランチパック(ピーナッツ) | 平均4.7% | 2023年2月1日出荷分から |
ランチパック(たまご) | ||
ランチパック(ツナマヨネーズ) |
引用:薄皮シリーズ内容量変更およびランチパック3品の価格改定のお知らせ【山崎製パン株式会社】
円安については、「「いい円安」と「悪い円安」 同じ円安でも何が違う?円安についてわかりやすく解説」をご覧ください。
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同じパン繋がりで、7月に発表された日本の「ビックマック指数」が急激な円安の影響もありさらに低下したことに注目が集まっています。
ビッグマック指数(The Big Mac Index:BMI)とは、英国の経済誌『エコノミスト』が年に2回発表している経済指標で、世界各国のマクドナルド店舗で販売されているビッグマック1個の価格を比較することで表されています。
日本は、今年1月時点での33位からさらに順位を下げ、7月には54カ国中41位となってしまったようで、31位の中国、32位の韓国よりも低い結果となっているそうです。
ビッグマック指数については、「「ビッグマック指数」とは何か?インフレや物価との関係について解説」をご覧ください。
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まとめ
SNSでトレンド入りするなど、人気商品の内容量変更や価格改定が大いに注目を集めました。今後ほかの定番商品・人気商品が値上げされる可能性もあり、引き続き目が離せないトピックです。