スマホとマイナンバーカードがあれば、窓口に行かなくてもパスポート申請ができる!

[取材/文責]マネーイズム編集部

新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行した5月から、パスポートの申請窓口に取得・更新を求める人たちが押し寄せているようです。東京都庁内にある「新宿パスポートセンター」では、申請書を窓口に提出するまで最大4時間待ちとなる日があるほど。都の旅券課によると、同センターでの5月の申請数は2万2605件で前年同月と比べて2.6倍に増えたといいます。
ところで、パスポートの更新をマイナンバーカードを使ってオンラインで申請ができることはご存知でしょうか。

対象は有効期限が切れていないパスポート

2023年3月よりパスポートの申請が、スマートフォンとマイナンバーカードを利用して、マイナポータルからオンライン申請することができるようになりました。
これまで、紙の申請書による申請では、申請時と受取時の合計2回窓口へ行く必要がありましたが、オンラインで申請を行うと、原則として受取時の1回のみ窓口に行けばよいことになります(これまでどおり紙の申請書でも申請が可能)。

ただし、オンライン申請が利用可能になるのは、下記2つのパターンに該当する方となります。

①パスポートの有効期間が1年未満となった場合

パスポートの更新申請は、有効期間が1年未満となったときから行うことが可能です。

②査証欄の余白が見開き3ページ以下になった場合

有効なパスポートの査証欄(ビザの貼りつけや入国スタンプの押印に使われるページ)の余白が、残り見開き3ページ以下になった場合にも新たな旅券の申請が可能です。

一方で、初めてパスポートの申請をする人や手持ちのパスポートが既に失効している場合、戸籍上の氏名・本籍地に変更があった場合などは、オンライン申請の対象外となりますので注意が必要です。

<オンライン申請に必要なもの>

  • 有効期間内のパスポート
  • 申請者のマイナンバーカード
  • マイナポータルアプリ対応のスマートフォン(PCからの申請も可能)
  • マイナポータルアプリのインストール

 

詳しい申請方法については、マイナポータルの「パスポート(旅券)申請について」をご覧ください。

オンライン申請の対象となるパスポートは限られますが、久しぶりに海外旅行に行きたい!と思った矢先にパスポートの有効期限が迫っている、とならないように早めの申請が大切です。

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