MFクラウドの会計ソフトはどんなもの?MFクラウドの会計ソフトを徹底解説

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[取材/文責]長谷川よう

法人や個人事業主は、様々な会計ソフトを使用していますが。その1つがMFクラウドです。MFクラウドの会計ソフトにはいくつかの種類があり、自社に合ったものはどのソフトであるかを考えて選ぶ必要があります。そこでここでは、MFクラウドの会計ソフトの特徴や種類、それぞれのソフトでできることを解説します。

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MFクラウドの会計ソフトの特徴とは

まずは、MFクラウドの会計ソフトがどのようなソフトなのか、その特徴から見ていきましょう。MFクラウドは、お金に焦点をあて「お金と前向きに向き合い、可能性を広げることができる」サービスを提供している株式会社マネーフォワードの会計ソフトです。会計ソフト以外にも家計簿ソフトなども提供しています。

 

MFクラウドの会計ソフトの特徴は、名前にクラウドとあるように、インターネット上で起動して使うソフトということです。自分のパソコンにインストールして使う会計ソフトとは違い、インターネットが使える環境であれば、どのパソコンでもMFクラウドを使えます。また、WindowsとMacの両方で使えるほか、iPhone、iPadやAndroidなどのスマートフォンやタブレットでも活用できるマルチデバイス対応となっているので、いつでもどこでも、複数拠点・複数人で使うことができます。

 

ネットバンキングやPOSレジなどのさまざまなサービスとの連携も可能で、データ入力の手間を削減できるほか、同社が提供している請求書、経費、給与、マイナンバーなどの各サービスをセットで利用することもできるので、自社に合わせた様々な運用方法が可能な点もMFクラウドの会計ソフトの特徴の1つです。

MFクラウドの会計ソフトの種類と機能

MFクラウドの会計ソフトの種類と機能

MFクラウドのソフトは、大きく分けて経理・確定申告のものと人事労務のものがあります。経理・確定申告の中には、法人向け、個人事業主向けの会計ソフトと請求書や経費精算のものがあります。今回は法人向け、個人事業主向けの会計ソフトについてご紹介します。

MFクラウドの会計ソフトは、複数の料金プランが用意されており、それぞれで使える機能が異なります。MFクラウドの会計ソフトのラインナップは次のものになります。

①Money Forward(マネーフォワード) クラウド会計

サポート名 機能・特徴 基本料金
スモールビジネス
  • 中小規模法人向け
  • クラウド会計、クラウド請求書の一部機能を利用可
  • 仕訳入力不要 簡単経理処理
  • 完全無料で自動アップデート
  • いつでもどこでも利用可
  • 銀行・クレジットカード明細・POS・クラウドソーシングの取込
  • 勘定科目の自動提案、仕訳ルールの学習
  • 部門登録(2部門まで)・ストレージ(100MB)
月額3,980円
年額35,760円
(1か月あたり2,980円)
ビジネス
  • 複雑な会計業務や請求書発行の多い法人向け
  • クラウド会計、クラウド請求書の全機能を利用可
  • 仕訳入力不要 簡単経理処理
  • 完全無料で自動アップデート
  • いつでもどこでも利用可
  • 銀行・クレジットカード明細・POS・クラウドソーシングの取込
  • 勘定科目の自動提案、仕訳ルールの学習
  • 部門登録(無制限/2階層)・ストレージ(10GB)
  • 電子証明書連携ソフト利用
  • 仕訳入力の期間制限機能
  • 取引No.の振り直し
  • 総合振込の明細単位での取得
月額5,980円
年額59,760円
(1か月あたり4,980円)

 

②Money Forward(マネーフォワード) クラウド確定申告

サポート名 機能・特徴 基本料金
パーソナルライト
  • 個人事業主でお得に利用したい人向け
  • クラウド請求書の一部機能を利用可
  • 仕訳入力不要 簡単経理処理
  • 完全無料で自動アップデート
  • いつでもどこでも利用可
  • 銀行・クレジットカード明細・POS・クラウドソーシングの取込
  • 勘定科目の自動提案、仕訳ルールの学習
  • 確定申告書B、青色申告決算書 自動作成
  • e-Tax対応
  • Macにも対応
月額1,280円
年額11,760円
(1か月あたり980円)
パーソナル
  • 個人事業主で請求書発行の多い人向け
  • クラウド請求書の全機能を利用可
  • 仕訳入力不要 簡単経理処理
  • 完全無料で自動アップデート
  • いつでもどこでも利用可
  • 銀行・クレジットカード明細・POS・クラウドソーシングの取込
  • 勘定科目の自動提案、仕訳ルールの学習
  • 確定申告書B、青色申告決算書 自動作成
  • e-Tax対応
  • Macにも対応
月額2,480円
年額23,760円
(1か月あたり1,980円)
パーソナルプラス
  • 確定申告が不安で電話サポートを受けたい人向け
  • 電話サポート
  • クラウド請求書の全機能を利用可
  • 仕訳入力不要 簡単経理処理
  • 完全無料で自動アップデート
  • いつでもどこでも利用可
  • 銀行・クレジットカード明細・POS・クラウドソーシングの取込
  • 勘定科目の自動提案、仕訳ルールの学習
  • 確定申告書B、青色申告決算書 自動作成
  • e-Tax対応
  • Macにも対応
年額35,760円
(1か月あたり2,980円)

クラウド会計、クラウド確定申告ともに、1ヶ月の無料トライアルやフリープランもあります。

どのMFクラウドの会計ソフトを選ぶべき?

上述したとおり、MFクラウドの会計ソフトには、法人向けの「クラウド会計」と個人事業主向けの「クラウド確定申告」があり、それぞれ複数の料金プランがあります。顧問税理士がMFクラウドの会計ソフトを使っている場合は、原則、どの料金プランを選ぶかは顧問税理士と相談になります。

 

日々の取引の入力を中心に会計ソフトを利用する場合は、基本のスモールビジネスやパーソナルライトを利用します。請求書の発行についてもサービスを利用する場合は、クラウド請求書の全機能を利用可能なビジネスやパーソナルを利用しましょう。個人事業主の場合で、顧問税理士がいない場合は、電話サポートのついたパーソナルプラスを利用したほうが良いでしょう。

MFクラウドの会計ソフトのメリットとデメリット

MFクラウドの会計ソフトの導入を検討する際には、メリットとデメリットをしっかり把握しておく必要があります。そこで、MFクラウドの会計ソフトのメリットとデメリットを見ていきましょう。

MFクラウドの会計ソフトのメリット

MFクラウドの会計ソフトのメリットには、次のようなものがあります。

①人工知能・機械学習(AI)を搭載

MFクラウドの会計ソフトには、人工知能・機械学習(AI)が搭載されています。これは、銀行明細、クレジットカードなど、自動で取り込んだ取引データに対して、人工知能(AI)がビッグデータを元に勘定科目を提案するというものです。

 

しかも、使えば使うほどAIが学習していくので、より自社に合った勘定科目を提案してくれます。使うほど自動入力や自動仕訳が楽になっていくので、作業を効率化できます。

②他社の会計ソフトからの乗り換えが簡単

MFクラウドの会計ソフトは、他社の会計ソフトのデータのインポートに対応しています。

新たに入力しなおす必要がないので、乗り換えが簡単です。

③業務効率化

MFクラウドでは、会計だけでなく、他のMFクラウドの請求書や経費精算、給与のソフトと連携可能です。うまく連携させることで業務全体のコストを削減でき、業務効率化が可能です。

MFクラウドの会計ソフトのデメリット

MFクラウドの会計ソフトのデメリットには、次のようなものがあります。

①ランニングコストがかかる

MFクラウドの会計ソフトは、買いきりではなく、月額または年額の課金制となっています。そのため、パッケージ製品よりランニングコストがかかる場合があります。導入する際には、費用対効果をしっかり分析しておきましょう。

②ソフトごとに初期設定が必要な場合も

MFクラウドでは、会計だけでなく、他のMFクラウドの請求書や経費精算、給与のソフトと連携可能です。ただし、それぞれのソフトごとに初期設定が必要な場合も多いので、導入から使い始めるまでには時間がかかることがあります。

まとめ

MFクラウドの会計ソフトは、さまざまな料金プランがあり、自社に合ったものを選ぶことができます。ただし、MFクラウドの会計ソフトにはメリットもデメリットもあります。まずは、1ヶ月の無料トライアルやフリープランを利用するのも良いでしょう。

会計事務所に約14年、会計ソフトメーカーに約4年勤務。個人事業主から法人まで多くのお客さまに接することで得た知見をもとに、記事を読んでくださる方が抱えておられるお困りごとや知っておくべき知識について、なるべく平易な表現でお伝えします。

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