社内不正防止のポイント

[取材/文責]公認会計士・税理士:遠山秀幸

-報道されない不正は実はとても多い- 社内不正が増えています。例と防止策(・で示す)を検討します。
①切手・回数券・商品券等の換金横領 ・回数券等の受払い簿を作成して管理する。 ・ストック量の上限を決める。
②経費の水増し請求 ・支出前に事前申請と領収書等のチェック。 ・個人別支出限度を設けるとともに、精算を短期にさせる。
③売掛金の回収・売上金の使い込み ・現金回収はできるだけ避け銀行振込にさせる。 ・領収書に連番を打って管理する。 ・残高確認状を出す。
④仕入関係の横領 ・担当者以外の者による在庫と仕入の抜き打ちチェック。 ・定期的な担当替え。 ・リベート等が見込まれる場合は書面で明確にしておく。
⑤商品の横流し ・定期的な棚卸の実施と担当者以外の者の立会い。 ・不良品等の担当者以外によるチェック。
<不正の起きにくい仕組み作り> その為には内部統制を充実させることです。 ・取引の処理は2人以上で完結させる ・内部チェックの実施・予算制度の採用 ・身元保証書をとる(ヒナ型はご請求下さい)

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