領収証の本当の意味、わかりますか?

[取材/文責]税理士:浦田泉

●領収証とは金銭等をもらったことを証明するための資料です。金銭等を支払った側は、受け取った側に領収証の作成を必ず要求できますし、要求されたら受け取った側は必ず作成しなければなりません。
今日のお話は、気が付くといつの間にかサイフの中にたまっていく(^-^;)領収証についてです。
領収証と言うと、税務調査などで支払を証明する為の資料や、サラリーマンが会社に経費を請求する為に支払を証明する為の資料、つまり、支払の事実を証明し経費に落としたりお金をもらったりする為の証拠書類、と考えている人が多いのではないでしょうか?
ですから、個人的な支払いについては領収証をもらわない、という人もいらっしゃるかと思います。 コンビニなどでは、言わなければレシートを渡してくれない店員さんもいます。 しかし、領収証の本来の意味は、金銭等のお金をもらったことを証明する為の資料です。
例えば、プライベートで食事をした際に領収証をもらわずに店を出て、後日、店から「お金をもらっていないので支払ってください」と言われた場合、領収証を受けていないときは料金を再度支払わなければならない、という可能性もあります。 店側からお金を受け取ったと言う証拠の領収証を貰っていないからです。
つまり、領収証とは、支払いを受けた側が「確かにお金を貰いました」ということを示す資料です。 経費に落とすためとか、会社に請求する必要の有無に関係なく、金銭等を支払った場合は必ず貰うべきものなのです。
金銭等を支払った側は、受け取った側に領収証の作成を必ず要求できますし、要求されたら受け取った側は必ず作成しなければなりません。 プライベートなものでも、領収証を受け取ることをオススメいたします。

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