ソフトバンク千賀メッツと5年契約で総額約102億円

[取材/文責]マネーイズム編集部

ソフトバンクから海外FA権を行使してメジャーを目指す千賀滉大投手が10日(日本時間11日)、ニューヨーク・メッツと5年7500万ドル(約102億4000万円)で契約合意に至ったと球団公式サイトなどが明らかにしました。今後メディカルチェックを経て、正式に契約するそうです。

育成ドラフトからメジャー移籍は初

育成ドラフト4位で2011年にソフトバンクへ入団した千賀投手。入団当初は、支配下選手のような契約金はなく、支度金300万円と年俸270万円からスタートしたそうです。

※育成ドラフトとは、育成を目的として選手を指名できる制度「育成選手ドラフト会議」の略称。

2012年に支配下登録されると、翌2013年には51試合に登板して13年オフには3300万円で契約更改。先発に転向した2016年から5年連続2桁勝利をマークし、13勝を挙げた17年オフには初めて大台を突破する1億2500万円でサイン。2020年には最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の3冠に輝きました。その後、日本代表として五輪に出場するなど目覚ましい活躍を遂げています。

そして今季は、取得した海外FA権を行使して、メジャーへ挑戦。11月に渡米した際には、メッツ、パドレスなど複数球団と面談したことも報じられていました。また水面下では、レッドソックス、マリナーズ、ブルージェイズなどメジャーを代表する10球団前後が争奪戦を繰り広げたといわれています。

千賀投手は最終的に、10球団前後の候補の中から、5年総額約102億円でニューヨーク・メッツへの移籍を決断したようです。

移籍が実現すれば育成出身選手としては初の快挙となり、ソフトバンクからは2011年の和田投手、川崎選手に次ぐ、球団6人目のメジャーリーガー誕生となるそうです。

<メジャー歴代最高額契約投手一覧>※円換算は当時のレート

順位 契約年 投手名 契約金
1位 2014年 田中将大(ヤンキース) 7年総額1億5500万ドル(約163億円)
2位 2019年 菊池雄星(マリナーズ) 7年総額1億ドル(約110億円)
3位 2022年 千賀滉大(メッツ) 5年総額7500万ドル(約102億円)
4位 2006年 松坂大輔(レッドソックス) 6年総額5200万ドル(約60億8400万円)
5位 2011年 ダルビッシュ有(レンジャーズ) 6年総額6000万ドル(約45億円)

気になる野球選手の税金事情については、「鈴木誠也選手が大型契約でカブス入り!野球選手の“税金事情”はどうなっている?」をご覧ください。

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参考:月給22万円からのアメリカンドリーム ソフトバンク千賀滉大、メッツと5年102億円契約合意【西日本スポーツ】

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