CASE
父が倒れ、急遽代表に。
長年のお付き合いのある税理士に相談してみるものの「相続は他をあたってほしい」と一蹴されてしまい困っていたところ…
突然、自分が経営者に
高校を卒業してから家業の金属加工の仕事を手伝っています。
父が社長を務めており、少しずつ将来に向けて考えなければ…という話が出ていた矢先に、病に倒れしまいました。
そこで、急遽私が代表を務めることになりました。
これまでは、母が手書き帳簿を付けて税理士の方へ渡していましたが、母も父の看病があり難しい状況。
とはいえ、正直、私はこれまで経理に関してはノータッチ。妻も経理は素人…そして、今後発生するであろう相続についてもどうしたら良いのかと、顧問税理士に相談しました。
返ってきた答えは予想外の「これまでと同じやり方ができないようなら、うちでは対応できない」というものでした。
父の代から長年見ていただいていますが、 その一言で、「この方では私と考え方が合わないな」と感じ、 ビスカスさんへ紹介を依頼することにしました。
新たな税理士と会ってみると
紹介を依頼する際に、今後の長いお付き合いを見据えて「自分と同世代の若手の税理士を紹介して欲しい」と伝え、面談に臨みました。
私も父と同様現場一筋の人間だったので、経理については素人です。 日々の売上は気に掛けていましたが、 借入の返済や従業員の給与支払等は母に任せっきりになってしまいました。そのことを税理士の方に正直に打ち明けると、 「現場を最優先にするのは売上を伸ばしたい社長としては当然のこと、 奥様にサポートいただき、一緒に数字を理解して行きましょう!」と言っていただきました。その言葉を聞いた時に、 先代のお願いしていた税理士とは違い、上手くやって行けると確信しました。
実際に関与してもらうようになって
実際に関与していただいて数ヶ月。 税理士の方の丁寧な入力指導のおかげで、妻がしっかりと会計ソフトの入力ができるようになり、 過去の決算書や月々の財務諸表が読めるようになりました。
また、今までは将来の相続のことなど全く考えていませんでしたが、 今回の件を機に考えるようになりました。
先代社長が会社に貸し付けている資金が相続財産に含まれること等、 知らなかったこともどんどん学ぶことができ、 今では自分から税制改正等もチェックするようになりました。「もし何も知らずに相続を迎えていたら…」と思うと青ざめる思いですが、 自分合うというだけでなく、承継対策に詳しい税理士に巡り合えて良かったと思っています。