国税庁がこのほどまとめた「2006年分法人企業の実態調査」結果(速報)によりますと、1年間に全国の企業が取引先の接待などで使った交際費は、前年に比べ4.2%(1478億円)増の3兆6816億円となり、9年ぶりの増加に転じた前年に引き続いて増加となりました。 (全国約259万社のうち、約5万社を抽出して分析し、全体を推計したもの)。
交際費の支出額3兆6816億円のうち、損金不算入額は前年に比べ6.9%増の1兆8929億円と2年連続で増加し、1.3ポイント増の51.4%となっています。
営業収入金額10万円あたりの交際費等支出額は、全体では247円。
資本金階級別にみると、資本金「1000万円未満」の階級が656円と高く、「10億円以上」は124円、「1億円以上10億円未満」は176円と低くなっています。
また、業種別では、「建設業」が551円、「出版印刷業」が419円、「サービス業」が375円と高く、「機械工業」が150円、「金融保険業」が169円、「鉱業」が179円と低くなっています。
また、法人数は259万1914社で、前年より6881社(0.3%)増加しました。このうち、連結子法人を除いた258万6368社のうち、赤字法人は171万9021社で全体の66.5%を占め、0.6ポイント減少し、この10年間では2番目に低い数字となりました。
営業収入10万円あたりの交際費の支出額
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