2023年に値下げしたもの・値上げするもの(したもの)一覧 | MONEYIZM
 

2023年に値下げしたもの・値上げするもの(したもの)一覧

昨年の急激な円安など、近年では日本の商品やサービスの物価が急激に変動しています。消費者側の立場としては、物価の変動は家計へ大きな影響を及ぼすため「何の価格が」「いくら変わったのか」気になるでしょう。そこで本記事では、2023年に値下げしたもの・値上げするもの(したもの)を紹介します。
 

※2023年5月時点の内容となりますので、最新情報については各社HP等でご確認ください。

2023年に値下げしたもの一覧

まずは、2023年に値下げした商品・サービスを紹介します。

電気・ガス料金

家計を圧迫しがちな光熱費ですが、昨今のエネルギー価格高騰による家庭や企業への負担を軽減するため経済産業省の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」により、2023年1月より、電気・都市ガス料金が値引きされることになりました。値引き額は、以下のとおりです。
 

●電気料金(家庭用):7円/kWh
●都市ガス料金:30円/m3
 

電気もガスも生活には欠かせないインフラであり、毎月かかる固定費のひとつでもあるため、ここをカットできるのは家計にとってありがたいでしょう。

加熱式たばこ(メビウス)

たばこは年々価格が上昇し続けていますが、加熱式たばこ「Ploom X(プルームエックス)」のメビウスがリニューアルされ、3月20日(月)より500円(従来は570円、値下げ幅は-70円)で販売されています。多くの銘柄が値上げしているなかでの値下げであるため、喫煙家からの人気はきっと高まるでしょう。

JR東日本オフピーク定期券

JR東日本の運賃は、国が創設した「バリアフリー料金」の設定によって、3月18日(土)から実質値上げされています。
 

しかし、同日より「オフピーク定期券」の販売も開始しています。オフピーク券は、平日朝のピークを除く時間帯の間に限り定期券として使えるものです。オフピーク定期券を使うことで、改定前の約⁻10%の通勤定期運賃で利用できるようになりました。
 

ただし、対象となっているのはSuicaおよびモバイルSuicaの通勤定期券のみです。また、ピーク時間帯は駅や当日の状況によって異なるため、必ずしも割引運賃が適用されるわけではない点にも要注意です。

サンキューマート

オンラインサービスも展開していて便利なバラエティショップのサンキューマートですが、3月9日(木)より、177種の商品を一律390円に値下げしています。おもな対象商品は、以下の表のとおりです。
 

■サンキューマートの値下げ商品(税別価格)

商品名 カテゴリ 旧価格 新価格 値下げ幅
マチ付きトートバッグ_うる星やつら_ラム トートバッグ 780円 390円 -390円
ミニ巾着バッグチェリーIV ショルダーバッグ 780円 390円 -390円
LOL ライトOMG アングルズ 雑貨 1,560円 390円 -1,170円
12/12ProiPケース_ハードクリア_ショルダーBK付 スマホ関連グッズ 780円 390円 -390円
三つ折りウォレットBK 財布 780円 390円 -390円

 

177種の商品すべて確認しましたが、半額以下に値下げされている商品が数多くありました。また、雑貨については旧価格の1/3~1/4まで値下げされているものもあるため、消費者としては助かるでしょう。

モスバーガー

ハンバーガーの有名チェーン店であるモスバーガーは、3月24日(金)より、以下の商品を値下げしました(一部店舗除く)。
 

●フレンチフライポテトS:250円→240円(-20円)
●こだわりサラダ:310円→300円(-10円)
●サラダセット:470円→450円(-20円)
 

ただしフレンチフライポテトSについては、内容量も減らされているため、実質的には値下げとはいえないでしょう。

日高屋

中華料理の有名チェーン店である日高屋は、3月1日(水)に主要メニューのうち、多くのものを値上げしました。一方で「秘伝の辛味噌ラーメン」は、620円から10円値下げして610円となっています。

なか卯

丼ものや麺類を主力商品としているチェーン店のなか卯は、看板商品の親子丼を4月6日(木)より、並盛490円から450円へ40円値下げしています。また、小盛と大盛の場合も、それぞれ40円の値下げとなりました。

バーミキュラ

鋳物ホーロー鍋が人気のバーミキュラは、4月3日(月)より、商品を現行価格から約10%~25%値下げして販売しています。おもな対象商品は、以下の表のとおりです。
 

■バーミキュラの値下げ商品(税込価格)

商品名 カテゴリ 旧価格 新価格 値下げ幅
14cm マットブラック オープンポット 14,520円 10,780円 -3,740円
ライスポットミニ(3合炊き) マットブラック ライスポット 78,430円 67,760円 -10,670円
20cm フライパン オープンセーフスキレット 15,290円 13,860円 -1,430円

2023年から値上げされるもの・されたもの一覧

続いて、値上げされてしまったものを紹介します。具体的な値上げの要因や対策については、「2023年も値上げラッシュ⁈「何」が「なぜ」値上げされるのかを解説」で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。

調味料

日々の料理には欠かせない調味料ですが、砂糖や食用油の価格高騰が原因で、ケチャップやソースなどが値上げされています。例えば、カゴメのトマトケチャップや、ブルドックおよびイカリソースのレギュラーソース(ウスター、中濃、とんかつ)、キッコーマンのソース各種などが値上げ対象となっています。値上げ幅は、約5%~23%です。

缶詰・瓶詰・パウチ品

缶詰・瓶詰・パウチ品も、ニッスイとはごろもフーズが値上げしています。おもな対象商品として、さんま蒲焼やシャキッと!コーンが挙げられます。値上げ幅は、4%~28%程度です。

お菓子

間食として人気のお菓子も、大手メーカーが次々と値上げに踏み切りました。例えば亀田製菓のハッピーターンやグリコのポッキー、不二家のカントリーマアムなどの人気商品も値上げされています。値上げ幅は、3%~21%程度です。

ドリンク類

ドリンク類も日常生活には必須となっていますが、カゴメやアサヒ飲料などの大手メーカーが一部商品を値上げしています。例えば、野菜生活100やモンスターブランド各種が値上げ対象となっています。値上げ幅は、約7%~12%です。

冷凍食品

温めるだけで食べられ、かつ保存期間も長く、特にお弁当のおかずとして人気の冷凍食品ですが、大手メーカー各社が値上げに踏み切っています。例として、味の素のギョーザやニチレイフーズの焼きおにぎり、日清食品の辣椒担々麺などが値上げ対象となっています。値上げ幅は、約6%~20%です。

アイス

これから気温が上がってアイスを食べたくなる機会が増えるでしょうが、こちらもグリコや明治などの大手メーカーが値上げしています。例えばジャイアントコーンや、エッセルスーパーカップといった人気商品が値上げ対象となっています。値上げ幅は、約4~15%です。

お酒

趣向品として人気のお酒も、国際情勢や円安などが原因で値上げされています。おもな対象商品として、メルシャンのおいしい酸化防止剤無添加ワインや、サントリーのジムビームが挙げられます。値上げ幅は、約1%~28%です。

ティッシュ・トイレットペーパー

ティッシュやトイレットペーパーといった紙製品も、さまざまなコスト高騰を背景に値上げされました。例として、ネピアとエリエールが、家庭向け商品すべてを20%以上値上げしています。

まとめ

2023年も、商品やサービスの値下げ・値上げが実施されています。普段利用しているものほど家計への影響は大きくなるため、情報はこれからも要チェックです。

鈴木翔馬
フリーランスライター。学習塾勤務時代のブログ運営を通じてライティングやSEOについて学び、これらのスキルを活かして2021年に独立。専門ジャンルは金融・不動産。保有資格は宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。
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