10月28日、X(旧Twitter)に新たなプランが2つ追加されました。Xの利用料は基本的には無料ですが、既存の有料プランとして「プレミアム」があります。
そして、今回新たに「ベーシック」と「Xプレミアムプラス」が追加されたことで、これまで「プレミアム」ユーザーのみが使用できた機能を低価格で使用できるようになりました。
新プランの登場で「スパム投稿」が増えるという不安の声も
そもそもXとは、世界中で広く使用されているソーシャルメディアのことで、個人や企業、店舗などが不特定多数の利用者に向けて情報を発信できるサービスのことです。
2023年11月時点のXのプラン料金は、以下のとおりです。
ベーシック
∟月額368円
プレミアム
∟月額980円
Xプレミアムプラス
∟月額1,960円
Webサイトやアプリからプランの変更は可能ですが、iOS版のアプリ内課金を経由してプランを変更すると、Appleの手数料が上乗せされて30%高くなっているとのことですので、注意してください。
既存の「プレミアム」では、表示される広告数が半減し、他のユーザーに表示される優先度が高い「返信ブースト(大)」が付与されていました。
しかし、今回新しく追加された「Xプレミアムプラス」では、広告が表示されなくなり、自身の投稿が他のユーザーに優先して表示される「返信ブースト(最大)」が追加されています。
そのため、「Xプレミアムプラス」にグレードアップすることで、これまで以上に快適に利用でき、より多くのユーザーに自身の投稿を見てもらえるようになったと言えます。
また、同じく追加された「ベーシック」では、既存の「プレミアム」で利用できた140文字以上の長いポスト(投稿のこと)や、140秒以上の長い動画が投稿できるようになりました。
今回、Xに新プランが追加されたことで、ユーザーから不安の声もあがっています。
その一つが「スパム投稿」です。
スパム投稿とは、Xなどのソーシャルメディアを利用して、不特定多数のユーザーに対して、リプライ(特定のメッセージやコメントに返信すること)などで、不審なサイトやサービスに誘導する投稿のことです。
また、1つのポストに対して入力できる文字数が多くなることで、さまざまなトレンドを投稿内にちりばめてインプレッションを稼ごうとする人が増えます。その結果、X内のトレンドワードがおかしな言葉になる「トレンド汚染」もさらに加速する可能性があると懸念もされています。