四七日法要は、故人が亡くなってから28日目に行われる仏教の法要で、「七七日（四十九日）法要」に向けた途中段階で行われる七日ごとの法要の4回目にあたり、阿況忌（あぎょうき）とも呼ばれます。近年では、生活様式や習慣の変化に伴って、二七日から六七日までは省略する方も増えています。

死後7日ごとに地獄の審判が行われ、生前の行いによって来世の道が決まると考えられています。四七日は「五官王（ごかんおう）」という王が、「生前に嘘をついていないか」「言葉によって人を傷付けていないか」について調査をする日といわれています。

遺族や親族が集まり、僧侶の読経を通じて故人の成仏を願い、供養を行います。四七日法要は比較的小規模な形式で行われることが一般的で、故人を偲ぶ場として親族が心静かに集まり、故人への思いを共有する時間となります。宗派や地域の慣習によって進行内容や準備が異なる場合があるため、事前に寺院や葬儀業者と打ち合わせを行い、必要な手配を進めておくことが重要です。