六七日法要は、故人が亡くなってから42日目に行われる仏教の法要で、四十九日法要に向けた七日ごとの供養の一環です。近年では、生活様式や習慣の変化に伴って、二七日から六七日までは省略する方も増えています。
六七日には変成王(へんじょうおう)と呼ばれる裁判官によって、生まれ変わる場所が決まると言われています。
この法要は、故人の成仏を祈り、遺族や親族が集まって僧侶の読経を聞きながら供養の心を捧げるために行います。六七日は七回目の「七日ごとの法要」の直前であり、遺族にとっては節目となる重要な法要です。一般的には、家族や親しい親族が集まり、比較的小規模に行われることが多いですが、地域や宗派によって儀式の内容が異なる場合がありますので、僧侶や葬儀社と事前にしっかりと打ち合わせを行うことが必要です。
六七日法要の準備を進める際は、地域や宗派ごとの慣習に従い、必要な準備を行うことが重要です。
法要を行う場所や参加人数に合わせて供物やお花の手配、会食の準備を整え、当日がスムーズに進行するように段取りを組みましょう。僧侶と早めに打ち合わせをして、法要の進行や読経の時間、式の内容を確認しておくことも大切です。
また、次に控える四十九日法要の準備も同時に見通しを立て、家族や親族間での意見を確認しておくと、今後の手続きが円滑に進みます。感情が高ぶりやすい時期ですので、進行役を決めるなどして落ち着いた法要が行えるよう心がけましょう。
六七日法要のお布施の相場は、宗派によって異なりますが1〜5万円程度です。